配蚕〜四齢飼育 - 春蚕期壮蚕飼育記録



春蚕期壮蚕飼育記録 : 配蚕 〜 四齢飼育

配蚕

配蚕



【掃立8日目・2齢】
蚕は1齢〜3齢(稚蚕)までは病気の感染や温度管理が難しいため、専門的に飼育する「稚蚕共同飼育所」で育てています、各養蚕農家には2齢〜3齢(生まれてから約8日目)に育った時点で配られます、この作業を配蚕(はいさん)といいます。

芽桑摘み

芽桑摘み



【三齢付け桑用】
配蚕された蚕は生まれてから人口飼料で育てられていまが、各農家に届けられた後は桑の葉で育てられます、最初に与えられる桑の葉は手で簡単に摘み取れる柔らかい芽桑を与えます、人間で言えば「おかゆ」のような葉になります。ここで自然の桑の葉を食べた蚕は二度と人口飼料を食べなくなります。

拡座

拡座



【三齢:一日目】
蚕の成長は早く最終的には孵化した時点から1万倍もの大きさになります、成長し密集してきた蚕を成長に応じて飼育場所を広げていく作業を「拡座(かくざ)」といいます、またこの時に同時に蚕の食べ残した桑や糞の掃除をすることもありその作業を「除沙(じょさ)」といいます。

給桑

給桑



【三齢:二日目】
蚕に桑を与える事を「給桑(きゅうそう)」といいます。蚕にあたえる桑の量は成長に応じて決まっていますが、適切な温度と湿度でないと桑を食べてくれません、季節によって基準温度は若干違いますが春蚕の飼育温度は25℃です。

上取り

上取り



【三齢:四日目】
蚕が上に登る習性を利用し網を利用して蚕だけをすくい上げる作業の名称で、拡座の時の蚕の移動や蚕座の糞の掃除の時に行われます。

桑切り・貯桑室

桑切り・貯桑室



【四齢:三日目】
貯桑室とは蚕に与える桑を貯蔵しておく場所です、桑を載んだトラックが横付け出来るように道路に面した場所にあります、五齢になると食欲旺盛であっという間に無くなってしまいますが、あまり多く貯蔵しても乾燥などで桑の品質が悪くなってしまいます、蚕は雨に濡れた桑は食べないので成長の具合や天候を考慮しながら桑の量を調整します。