営繭(えいけん)- 蚕の一生



蚕の一生 : 営繭(えいけん)

営繭:足場作り

営繭:足場作り(えいけん:あしばづくり)



【営繭:まゆ作りの最初の作業】
繭を作る準備が整った蚕を熟蚕(じゅくさん)と呼びます、桑の葉をまったく食べなくなりうろうろと歩き回ります、体は黄色くなって透き通ってきますが、これは絹を作る物質が体内にいっぱい溜まっているからです。やがて繭を作る土台となる足場を作り始めます、この土台は繭を宙に浮かせる大切な準備で糸を何本も合わせて強度を増していきます。

営繭:排尿

営繭:排尿(えいけん:はいにょう)



【営繭:初めてのオシッコ】
蚕は繭を作り始めてしばらくすると排尿します、これは蚕の一生で初めてのオシッコで体内の余分な体液を排泄します、同時に糞もしますが、それまでの緑色の糞ではなくオレンジ色です。この排泄は繭を汚さないようにお尻を外につきだしておこないます。

営繭

営繭(えいけん)



【営繭:まゆ作り】
足場が完成すると頭を八の字に動かして本体の繭作りが始まります、蚕の吐く糸は桑の葉を食べる口ではなく吐糸口という器官から出ますがこの糸は蚕が吐き出すのではなく外側から引っ張られる形で出て来ます。2〜3日間糸を吐き続けて繭が完成します。

蛹(さなぎ)



【蛹:幼虫〜さなぎ】
繭が完成すると蚕は小さく縮んで行き脱皮をして蛹になります、脱皮直後は体も透き通って皮膚も柔らかいですが、時間が経つと皮膚が硬くなり色も茶色くなってきます。養蚕農家は蛹の皮膚が硬く安定しているときに出荷します。(営繭から約10日で出荷)